2008.3.30セッション

GM:では開始させていただきます。皆様よろしくお願いします。
ALL:よろしくです〜。
GM:皆さんは今、『あっちでえらい儲け話があるぞー』、というかなり確かな噂を聞いて、急遽ライナスに向かっているところです。後半日くらいでつくくらいの位置ですね。

いきなり強引な話です(汗)。

エルデ:みんな、すでにPT?
GM:お任せします。ライナスについてから組んでもいいですよ。
エルデ:では文無しでライナスに流れ着きたいです(笑)
スコル:ではわたしはライナスで流れのヒーラーやってるという事で。

スコルは一般技能でヒーラーを持ってるのです。

エルデ:儲け話のうわさを聞いてきたことにしたいです。なので、他の人がライナスに着いてから登場します。
キッシュ:無の砂漠を調査に行って死にていでたどり着きたいです。
GM:普通に街道を歩いてくる人は?
エルデ:別方向から街道を歩いて(・_・)/(笑)
フェイカー:んじゃ、歩いておきましょうかー。
キッシュ:杖を突いてぜえはあ言いながら門までたどり着きます。
GM:では、ライナスへの街道。避難民がぞろぞろ、あなたがたとは反対方向に逃げていってます。あ、無の砂漠に行くほどの命知らずはいないので、そこから来る人は誰ともすれ違いません(笑)
キッシュ:「ああ……ここはどこかしら? 森で狩りをしようとしたらエルフさんたちに追い掛け回されるし……」(注:そこはユニコーンの森(笑))
GM:そりゃー、おっかけまわされますな、人間にも(笑)ではキッシュはぼろぼろになっててください(笑)
フェイカー:「あァ? 何だぁ……?」(訝しげに)
GM:避難民が、ぞろぞろぞろぞろぞろ…護衛兵もいますね。ラムリアースの紋章がついてる、ちゃんとした騎士と、冒険者(3Lv以下)の混成軍です。
フェイカー:「おい、何かあったのか?」避難民の一人を捕まえて聞いてみましょう。ああ、護衛がいるならそちらでも良いのですが。
GM(避難民A):「なんだか分からないが、恐ろしいことが起こったんだよー!」皆して以下同文におびえた様子で言ってます。
フェイカー:「はぁ…?」
GM(護衛A):「おお、お前は冒険者か?!よかった、急ぎライナスに向かって欲しいのだ!詳細は冒険者の店に既に通達が回っている。頼むぞ!」と、街道はそんな有様です。
フェイカー:「あー……物騒ごとかぁ。面倒なんだがなァ…ま、稼げると思うか」

はい。GMも、我ながら相当強引なホットスタートだと思います。
協力的なPLたちに感謝(><)


GM:では、ライナスの街描写に入ります。出たい人は任意のタイミングで出てきてください。
古都と呼ばれた都は、あちこちが無残に破壊されてます。そんな中を、騎士団が指揮を取って、冒険者たちと一緒に一般市民を護衛してたり、瓦礫から助け出していたり…。
エルデ:「なんだか辛気臭い街だねぇ」
GM:ヒーラーやプリーストの人は大忙しです。冒険者の店とか、教会とかに集められてひたすらけが人の介護介護介護…。
エルデ: 「あー、もう、ただ働きはゴメンだよ…」とか言いながらできるだけ治してまわっています。そこそこ精神力を使い果たして、冒険者の店にたどり着きます。
フェイカー:「何だこりゃあ…、とりあえず状況を聞きに行くか」(街の様子を眺めつつ)
スコル:やれやれ、一体どうなっているんだこの町は……と言いながら冒険者の店で治療しています。
キッシュ:「水……水をください……」(ふらふら)…東方語で(笑)
エルデ: 「何言ってんだかわかんないよ」 エルデは東方語は知りません(笑)
スコル:因みに私も東方語知りません(笑)
キッシュ:「そんな! 言葉が通じないなんて! ここはどこなのー!?(東方語)」
フェイカー:「あ?……おいおい、死にそうな顔だな…ったく」俺が東方語で返すよ(笑)
キッシュ:「ああ、よかった! 言葉が通じる人がいて! ここはどこなの?おまけに言葉も通じないなんて!」
GM(マスター):「あんた共通語でしゃべっとけよ(笑)」
キッシュ:「そうか。共通語で話せばいいんだ! 水! 水をください!」
スコル:とりあえず取り乱しているようなので水を差し出します。「お姉さん、まあ落ち着いて水でも飲みなさい」
キッシュ:「ありがとうございます!(以下共通語)」
フェイカー:「どこって、ライナスだよ」
キッシュ:「ライナスって、ラムリアース!? 西に来すぎちゃった!!!私、無の砂漠のレポートで導師試験に備えようとしてたんです……」(ごちんと鉄製のカップが落ちる)
フェイカー:「……迷子かよ…」

…そんなてんやわんやの後、ようやく冒険者たちは冒険者の店の店主に話を聞くことになりました。

エルデ:「マスター、なんだいこの惨状は。せっかく儲け話を聞いてきたのに、金にならない仕事ばかりだよ」
GM(マスター):「儲け話?ほら、そこに10万Gの紙があるだろ、それのことじゃないのか?」
冒険者の店に、騎士団の人があわただしく入っていって、依頼の紙をどんどん貼っていきます。10万Gの文字が神々しい、いい感じの品質の紙。
エルデ: 「ほぅ」 張り紙をみます、どんなことが書いてありますか?
GM(張り紙):『この騒ぎの犯人を捕らえたもの(生死は問わない)、あるいは原因を突き止めたものに、王家の名において10万ガメルの賞金を出す』
エルデ: 「10万ガメルたぁ、また大層な金額だねぇ、いったいどんなヤツなんだい」
GM(マスター):「突然この街のあちこちに、モンスターが現れたんだ。そいつらは無差別に街を破壊して、一般人を襲っている。そんな訳で、冒険者を募ってるのさ」
エルデ: 「あちこち、ってこたぁー、一匹じゃないんだね」
GM(マスター):「そう、一日一匹くらいのペースで、いろんな種類のが出てきてるんだよ」
フェイカー:「物騒この上ねェな」
スコル:「いつからこんな惨状に?」
GM(マスター):「そんな訳で、騎士団はおおわらわさ。オーファンやファンドリアとの事もある、いっこくも早く事を収めたいんだよ。レベルの低い冒険者は、騎士団の手伝いで日当が出てるが、それなりに高い連中は犯人探しに回ってるね」
キッシュ:「魔法の匂いがしますね……さすがラムリアースです」
フェイカー:「はぁん……一攫千金狙いって訳か」(頷き)
エルデ: 「怪物が現れた瞬間を見たヤツはいるのかい?光とともに現れた、とかさぁ」
GM(マスター):「それが、突然なんだよ。何が原因かもさっぱりだし、何より街中こんな感じでね、情報が錯綜しててはっきりしたことが分からないのさ」
この騒ぎで、情報網が分断されてて、現在統計だって情報を集めている人がいない状態です。
フェイカー:「どっちの方から来るとかも全く?」
GM(マスター):「今のところ、まったく。どれもこれも噂の域を出ないんだ」
キッシュ:「とても興味深い事象です」
スコル:「まあ、こういう場合は後ろで意図引いてる奴が居そうな展開では有るわな」(ため息)
キッシュ:「噂だけでも教えてください」
フェイカー:「そっちの兄ちゃんも言ってたが、いつからなんだ?最初に現れた日は」
GM(マスター):「最初の騒ぎは数日前だな。突然街中にどかーんとモンスターが現れてね。誰かが実験を失敗でもしたんじゃないかとも思ったんだが…」
フェイカー:「ほー。具体的にはどんなのを見た?分かるだけで良い」
幾つか具体的に姿を聞きます。そしてセージ持ちにはチェックをして貰おう(笑)敵のおおよその強さが分かるのは重要だし。
キッシュ:「これまでに出現したモンスターの種類と数は?」
エルデ: 「出てきたのは全部デーモンだった、とか言うワケでもないんだね?」一応平目で5。
GM(マスター):5だと、魔法の産物くさいなー、というくらいかな。
「すまんなー、わしはセージじゃないんで詳しいことは分からないんだ。ただ、人じゃない、獣じゃない、空飛んでたり、尻尾があったり毛皮があったりなかったり…」
マスターも直接モンスターを見たわけじゃないので、はっきりとしたことは分かりませんなー。この冒険者の店はまだ無事なあたりにあります。
キッシュ:「死体を見れないかしら?」
スコル:「倒したモンスターはどこに?魔法ギルド辺りが検分してませんか?」
GM(マスター):「魔法ギルドと騎士団が検分してる。行ってみるかい?現れたモンスターについても、そっちの方が詳しい状況も分かるだろう。……ああ、それと、あんたたち、賞金を狙うなら組んで動いたほうがいいだろうね。モンスターの強さもばらばららしい、どんなのが出てくるか分かったもんじゃないよ」
キッシュ:「皆さん、マスターの言うとおり、ここは手を組みませんか?」
エルデ: 「そうだね、さすがに一人じゃ荷が重そうだからね」
スコル:「賞金はともかくとして、これだけの怪我人を出している以上、放っては置けまい…。手伝いましょう」
キッシュ:「そうです! そうしましょう! これでレポートもばっち……こほん」
スコル:「……ん?レポート?」
キッシュ:「いえ、何でもありませんわ。悪行許すマジ、です!」
スコル:「それはファリス神官のような台詞だな(笑)」
フェイカー:「組むってンならやぶさかじゃないが……先に素性を証してくれよ」
キッシュ:「私はバイカル魔術師ギルドの正魔術師キッシュ・オードブル。趣味はハンティングよ!」
フェイカー:「魔術師さんか、成る程な」(頷き)
フェイカー:「俺はフェイカー。精霊使いだよ」
そして、名乗り通り、シーフであることは伏せておきますね。初見で明かすようなことじゃないから(笑)
スコル:「私はファリス神官、フォティウス。まあ、スコル=ファリスが通り名になっているがな…。」
エルデ: 「あたいは傭兵のエルデさ。ところで、マスター、チャ・ザ神殿の位置はわかるかい?」
とりあえず怪我人の手当ては各神殿で行われていると思うので。
GM(マスター):「もちろんだ。ただ、あちこち壊れちまってるからなあ…壊れる前の街でよければ、ざっと地図を描くよ」(さらさら)
ですね。重傷者なんかは神殿にいます。


GM:では、どうしますか?、あちこち壊れているので道がふさがっていたり、遠回りになったり、目印がなくなってたりしますが、マスターがざっと地図を描いてくれましたので大体行きたいところに行けます。あ、王宮は駄目(笑)
エルデ: チャ・ザ神殿で被害者や神官に話を聞きに行きたいです。
スコル:「とりあえず、魔法ギルドと騎士団に行き、モンスターを確認するなりした方がいいでしょうね」
フェイカー:「そうだな。まずは現状の確認が必要だろ」
スコル:「ファリス神殿…・はまあいいだろ、やる気満々な連中がごまんといそうだしな(苦笑)」という事で他の面子についていく事にします。
エルデ: ではギルド→騎士団→神殿、の順番でどうです?情報が入りそうな順番で(笑)
GM:はい。じゃ、壊れた街を皆さん魔術師ギルドに向かいます。


GM:何事もなければ、ギルドに到着。ちょっと開けたところに、ローブの人と鎧の人がたむろっておりますな。
ローブの人はなんぞ怪しげな大きな死体を前にスケッチしたり、なんか切り取ったり…鎧の人は周囲と死体に向かって油断なく剣を構えていたり。
キッシュ:「こんにちは〜、見学に来ました〜」
GM(ローブA):「ああ?!見学なら帰れ、今それどころじゃない!」(かなりカリカリしてる様子)
キッシュ:「ええと私、バイカル魔術師ギルドの導師候補なんですが……」
GM(鎧A):「ギルドからの研修生か?すまないが、街がこんな状態でね、受け入れができる状態じゃないんだ」(こっちはちょっと冷静)
スコル:「お嬢さん、単刀直入すぎるぞ(苦笑)」
キッシュ:「回りくどい言い方は嫌いなの」
スコル:「必要な部分を抜かすなよ……(苦笑)」
キッシュ:「あれだけで察しない人たちがにぶいのよ(こそ)」
フェイカー:「事態の原因究明に乗り出してンだよ。協力してくれ」(簡潔に)
スコル:「一応冒険者の店で依頼の張り紙を見て、現状の調査をと思いまして」
GM(ローブA):「…ああ、すまん。そういうことならもちろん協力して欲しい」
…と、場所を空けて、死体が見えるようにしてくれます。はい、モンスターチェックどうぞー。
エルデ: (ころころ)たぶん、9じゃ分からないですな?(笑)
フェイカー:(ころころ)平目で11で如何?(笑)
キッシュ:(ころころ)1と2……どよーん。14はいると見た。
GM:(ぎく)

読まれてます(涙)。

フェイカー:「出現モンスターやらの情報を取り纏めてる人には繋いで貰えるか?」
GM(ローブA):「倒した死体をここに集めて、資料は詰め所に回しているんだ。だからそちらに行ってくれれば、取りまとめている人がいる。ついでを頼んですまないが、この報告書を持っていってくれれば助かる」
キッシュ:「オッケー。じゃあフェイカー、持ってね(読めないのバレたらかっこ悪いもんね〜)」
フェイカー:「ん、預かるぐらいなら(魔術師なら自分でもって目を通しておくくらいの意欲持てよ…)」
スコル:「やれやれ……(試験に臨む学生の態度じゃないな……(苦笑))」(肩をすくめ)
GM(鎧A):「詰め所まで案内しようか?どうやらこいつはきっちり死んでいるらしいから、少しわたしが抜けても大丈夫だろう。聞きたいことがあるなら、わたしの知る限りで答えるよ」
フェイカー:「ああ、助かる」
GM:じゃ、鎧は歩きながら質問に答えてくれます。「あいつらもここ数日寝ていなくて気が立っているんだ。言葉がきつくて悪いことをしたね」
キッシュ:「んーん、気にしないから大丈夫(ウィンク)」
スコル:「事の顛末を出来るだけ詳しく教えて欲しいのですが」
エルデ: 「被害者は爪や牙でやられてるのかい?」
キッシュ:「どのくらい強かったの?」
GM(鎧A):「爪あり、炎あり、魔剣あり…まったく、オンパレードだね。不謹慎なのは分かるが、冗談でも言わないとやってられないよ。
大体のことは冒険者の宿で聞いたかも知れないが…。数日前から突然に、街に魔物が現れ始めた。かなり強い魔物でね。一匹で済めばよかったのだが、それがすまなかったんだ。おそらく裏で糸を引いているものがいるのは確実だろう」
フェイカー:鎧より後ろを歩きながら預かってるものパラパラ見てますね。共通語?古代語系?
GM:資料は下位古代語です。
フェイカー:「(流石に情報表記には気を使うか)」あっさりパラパラやめ。
スコル:古代語は読めないな……。「学生、読んでくれないか?」
キッシュ:がーん、読める資料だったー!「あら、古代語なの? ちょっと見せてよ。わたしのことは学生じゃなくて導師候補って呼んで欲しいものね」
スコル:「コレが導師候補……」遠い目をしています。
フェイカー:「導師候補と呼ばれたいならもちっとしっかりするんだな」資料を軽く丸めてぽこん(笑)
キッシュ:「何で男ってそういうことしたがるの? サンダーウェポンかけるわよ?」

そこはライトニングじゃないのでしょうかキッシュさん?(笑)

フェイカー:「痛たかねーだろが。ごちゃごちゃぬかさずさっさと読む」
GM:資料の中身は、詳細なさっきのモンスターの記録です。解剖図っぽい。きっとレポートのいい資料になるでしょう。
スコル:その記録で、セージ判定でモンスターの確定できます?
GM:だめもとでやってみてもいいですよー。
キッシュ:やりまーす。(ころころ)9。「……あたしの専門外の生き物だわ」
スコル:「導師候補……たいしたものだな(笑)」
キッシュ:「しょうがないでしょ、あたしの専門は四大魔術なの!」
GM(鎧A):(歩きながら)「ラムリアースの現状は知っているかい?王位継承権の争いで、国が二つに割れた記憶はまだ新しい。王はよくやってくださっているが、周辺諸国との関係は磐石とはいえないんだ。…そこにこの騒ぎだ。一刻も早く犯人を捕らえなければ、大変なことになるだろう。
それに、犯人の目的がまったく分からないのさ。これだけの騒ぎを起こしておきながら、何かを要求してくるわけでもない、声明を出すでもない…いったい何が目的やら」
フェイカー:「お偉い方の都合はどうでも良いがね。俺は報酬さえ頂ければ其れで」
エルデ: 「まぁね、だが、雇い主あっての『仕事』だからね」
フェイカー:「そりゃな?」(にや)
GM(鎧A):「正直、わたしとしてはそういう考えかたのほうが好きだね(と少し笑って)。
…詰め所についたよ、ここだ。報告書を持っているから特に身分を問われることはないだろう。じゃ、気をつけて。わたしはあちらに戻るよ。…武運を祈る」(と、帰っていく)
フェイカー:「どーも」(にやと笑ったまま)
スコル:「ありがとう」
キッシュ:「ばいばい。気をつけてね〜」
フェイカー:「ああ、んじゃな」
スコル:軽く頭を下げて見送ります。「ファリスのご加護が有りますように」
エルデ: 「あんたも死ぬんじゃないよ」
GM:では鎧さんは帰って行きます。して、詰め所はまた、ローブがばたばたと忙しそうにしておりますな。
キッシュ:「たのもー♪報奨金に目がくらんだ冒険者でーす。書類預かってきました〜」
フェイカー:「……なんつー名乗りだ」(苦笑)
スコル:「今度はまた余計な事を……」顔に手を当ててため息ついてます
キッシュ:「簡潔かつ的確でしょ? ちなみにあたしはお金には困ってないから例外よ」
エルデ: 「あんたはちょっと黙ってな」 キッチュの頭をぐりぐり。
キッシュ:「いたーい! なにすんのよー!」
フェイカー:「簡潔にするにも言い方ってのはあるンだよ」
キッシュ:「何よ、導師候補に意見するつもり!?」
フェイカー:「冒険者に導師候補もクソもあるかよ。敬って貰いたけりゃ相応の働きを見せてみな」(にや)
スコル:「いいコンビだな、そこの二人(笑)」
GM:奥のほうにでっかい机がありまして、そこに報告書が積み重ねられてる感じ。で、後ろのほうで古文書をめくって調べものをしている人たち多数。
GM(偉いローブ):「おお、冒険者か?!書類はそこにおいてくれ。お使いのようなことを頼んですまなかったね。とにかく今は手が足りない……。(と資料に目を通して)ふむ…やはりレッサー・デーモン系のようだな…」
フェイカー:「あー、ついでに少々話を聞きたい。アンタが纏め役ってことでいいのか?」
GM(偉いローブ):「(キッシュとフェイカーを見ながら少し表情を緩め)…仲がよいねえ。昔の娘と息子のようだ。そうだ、今はわたしがここの責任者になっている。エーライ・グレイというものだ」
キッシュ:「仲がいいんじゃないわ。男たちが気を引こうとしてやたらと絡んでくるの。はぁ……美しいって罪よね」
エルデ: 「ま、あたしらはさっきこの子が言った通りのものなんだがね、怪物の情報が欲しいんだよ。教えてもらえないかね?」
スコル:「これらのモンスターの出所の推測はつきますか?」
GM(エーライ):「数日前からレッサー・デーモン系のモンスターが街に多発している。これは明らかに人為的なものだろう」思いつくかな、ということで、知名度チェックどうぞー。
フェイカー:平目は目がありますか?(笑)
GM:イチゾロ振れば経験点が入りますよ(笑)
(ころころころ……全滅)
フェイカー:「悪いが学はない。具体的に詳細を教えてくれ」
エルデ: とりあえず「レッサーデーモン」と言うのが何かは分かった(笑)
キッシュ:「ああ、レッサーデーモンだったの。異界の生き物ね」
GM(エーライ):「推察でしかない話だが、悪魔召還の壷というものを聞いたことがあるだろうか。そう、異界の生き物を無差別に召還してしまうという魔法の道具だ。おそらく、それをどこからか持ち込んだものがいるのではないかと考えている」
フェイカー:「厄介な代物だな……沸いてでる個体数には際限はないのか?」
キッシュ:「ふうん……持ち出されたわけじゃないのね?」
GM(エーライ):「ああ、こちらで管理しているものの数は合っているし、魔法がかかっているものだというのも確認済みだ。流石に、試しに呼び出してみる訳にもいかないからそこまではやっていないが、まず、持ち込まれたものだと考えていいだろう」
エルデ: 「持ち込み元に心当たりはあるのかい?」
フェイカー:「(あったら個別に冒険者雇ってとっこませてるだろうよ…)」
キッシュ:「あの壷って呼んだデーモン操れたっけ?」
スコル:「うーん、これだけ無差別だと…もしかして召喚者の身に何かあったのでは…??」
キッシュ:「だとしたら誰が呼び出してるの?」
GM(エーライ):「壷についての質問だったね。呼び出せる魔物の強さや上限については、各地の魔術ギルドが調べているところでなんともいえないんだが……。
あの壷は、合言葉で魔物を呼び出して、命令することができるよ。詳しくはこの辺を参照に…(と、古代語の参考書テキストを)」完全版P274が古代語で書かれております。
エルデ: 「読んだら教えなよ」
キッシュ:「……読むわよ。読めばいいんでしょ?〜〜〜〜だって」
スコル:「やはり嫌な予感が当たったか……。」(苦笑)
GM(エーライ):「持ち込みもとの心当たりは、魔術ギルドでは分かっていない。出奔者がいる訳でもないから、身内の犯行ではないと思うよ、わたしはね。
持ち主死亡説、というのも考えたのだが。一日に一体づつ出てきているのがそうなると解せない。そして、完全な無差別でもないのではないかとわたしは考えている。この騒ぎにもかかわらず、一般人の死人が少ないんだ」
エルデ: 「ほぅ」
GM(エーライ):「無論、冒険者や騎士団たち、戦いを挑んだものたちに被害は出ているが、ね。デーモン召還者の目的は殺戮ではないようだと私は見ている」
スコル:「ふむ、一日一体の規則性は破られては居ないのですね」
GM(エーライ):「今のところは、ね。もしかしたら、一日に一体という壷なのかもしれない。魔法の品物についてはまだまだ研究途上なのだよ」
キッシュ:「目的は恐慌状態を作り出すことかしら? 何かの陽動の可能性も……うーん……」
スコル:「あなたの見解は?」
GM(エーライ):「見解といわれても、推理にはまだ情報が足りないね。…ただ、まだ召還者は生きているとわたしは考えるよ。そう、陽動という可能性もあるね」
フェイカー:「被害者のリストはあるか?」
スコル:「モンスターの出る時間はランダムですか?後、場所も」
GM(エーライ):「ちょっと待ってくれ、今資料を出すよ(がさがさ)」
モンスターの出る時間、ランダム。場所、ランダム。被害者、ランダム。……ただし、すべてを重ねてみると出てくるものはあります。その場所、その時間にもっとも人が集まる場所の近くで騒ぎが起こってますね。
キッシュ:それなのに一般人に被害がない? そういうふうに命令してるのかな?
スコル:「それが共通点…という事は、やはり意図的に狙って召喚しているという事ですか…」
GM:そして、ファリス神殿と騎士団の詰め所からそう離れてはいない場所で出てきています。被害も、建物とかは壊されてますが、人を殺戮している訳じゃないようです。
フェイカー:「まるで、退治に出てきて欲しいみたいだな?」
スコル:「む……誰かをおびき出そうと騒ぎを起こしている感じですねぇ……」
エルデ: 「その場所に必ずいた人はいるのかい?」
GM(エーライ):「うーむ…特に特定の個人では思いつかないね。が、『そこにいても特におかしくはない人種』なら思いつかないかね?」
エルデ: 「あたしらに聞いてどうすんだい」(苦笑)
フェイカー:「どういうことだ?」
キッシュ:「一般人、すり、芸人……ってとこかしら?」
スコル:「ファリス神殿と騎士団の詰め所なら……そこに居てもおかしくない人種は……(考え)」
GM(エーライ):「そう…例え話をしようか。人込みの中で泥棒が出たとするね。人は人込みの中、『泥棒だ!』と叫んだ人間を泥棒だと思うだろうか?
騒ぎが起きたとき、まっさきにたどり着いて、その場にいることがおかしくない種類の人間。そして、普通の人間は疑うことのない人間の種類は…さあ、どうだろうね?(口元に人差し指をあてて、にっこりと)」
エルデ: 「ファリスの神官戦士だって言うのかい?」
フェイカー:「(神殿を疑ってかかるってか。大胆だな)」心中でおもいつつにやり。
スコル:「やれやれ、私の前でその名前を出すとはね」
キッシュ:「神官戦士とか騎士って肩書きがあれば、確かに疑われにくくなるわね」
エルデ: 「ここの騎士の中にファリスの神官戦士はどれくらいいるんだい?」
フェイカー:「エリデ…そういうことはもう少しぼかせ」
エルデ: 「どうせ、ここにいる人間しか聞いてないさ」
フェイカー:「(このオッサンほどやれとはいわん。……が。…………はぁ)」溜め息!ええい世話の焼ける!(笑)
GM(エーライ):「わたしにも残念ながら立場があってね。はっきりとしたことを口に出す訳にはいかない。協力を仰いでいる身でもあるしね。…ただ、あまり大きい声は出さないで欲しいな(にっこりと)
ファリスの神官騎士たちのことだったね。オランほどではないが、一番熱心に事態の収拾に動いてくれているのは確かだ。そこそこ数もいるよ。ユニコーンの乙女たちほどではないがね」
キッシュ:「つまり、だから、犯人はそういう人たちで、壷を持ってるわけね。シーフがいないのが悔やまれるわね。盗賊ギルドならそういう情報も入ってくるのに……スカウトしてこようかしら?」
スコル:「ファリスに限っては…とは居えないのがつらいな」
キッシュ:「絶好の隠れ蓑だものね」
フェイカー:「まぁ、ファリス説は1つの可能性としての話だ。考えておくよ」
エルデ: 「そうだねぇ…話を聞きに行きたいから『騎士でファリスの神官戦士』を教えてくれないかね」
GM(エーライ):「おや。さっき君たち、ここに一緒に来なかったかね?」
エルデ: 「あの男かぃ」(苦笑)
キッシュ:「あら、あいつがそうなの?」
GM(エーライ):「彼は一個小隊を任されている隊長だよ。気さくな男だからそうは見えなかったかもしれないがね」
フェイカー:「ほー」
キッシュ:「所属は神殿? 騎士団?」
GM(エーライ):「騎士団だが、個人的にファリスも信仰しているから、神殿にも顔が利くはずだ」
キッシュ:「彼の名前は?」
GM(エーライ):「ジャスティ・ホシーチだ」
スコル:「身内は疑いたくないな……」ため息
フェイカー:「気持ちは分からないでもないが。仕事と私情は分けてくれ」
スコル:「勿論だ。例え相手が誰であろうと、本当に悪であれば許すわけには行かない」
フェイカー:「それに、ハナっから疑って係る必要はない。『逆』の可能性もあるからな」彼だけに聞こえる小声で耳打ち。
スコル:「なるほどな」と言って少し笑います
フェイカー:「何にせよ。まだ情報がたりねぇな……とりあえず、此処では以上くらいか?いいなら場所を移そうぜ。情報収集だ」
キッシュ:「よし。グリルのお仕事は彼の監視ね。がんばるのよグリル」
GM:では、今夜はこのあたりで区切りましょう。お疲れ様でした〜。
ALL:お疲れ様でした!


GMの反省
思ったよりもさくさくPCたちが進んでしまったので、後半かなり焦っております(笑)
シナリオを決めていたのが導入部分だけだったので、後半のほとんどはアドリブで進めています。
いえ、進むのはいいことですが(笑)
オンラインセッションで1回2時間という制約ですので、どんどん進めていきたいところです。次回からは反省として、早めに情報関連は設定しておくことにしましょう。

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